反抗期のなかった夫はモラハラになりやすいという説がありますが、我が家はまさにそれに当てはまります。モラハラってまるで大人になって遅れてやってきた反抗期みたい。だからモラ夫を反抗期扱いしてみました。すると予想外の結果に。
うちは軽度モラハラ夫です。今はだいぶマシになりました。
で、モラハラ夫ってなんでモラハラになっちゃうの〜?って話なんですけども、モラハラって反抗期がなかった夫が多いという説があるみたいなんですね。
っていうとエビデンス〜!ソース〜!どれ〜?!って言われそうなので、もうはい!我が家の夫がソースでエビデンス!
うちの夫、反抗期がなかった人で、モラハラです(今はマシになったけど)。
それで、モラハラ夫の言動行動があまりに反抗期と似通いすぎていて、母の助言などあり、大人になって反抗期やってきちゃってんじゃん…と気付いたんですよね。
夫を反抗期扱いしたところ、夫のモラハラがどんどん萎れていき、今では(他にも夫の懲戒解雇などの理由はありますが)モラハラもほぼなくなりました。
この記事では私の実体験を元に、反抗期がなかった夫とモラハラの関係や、モラハラを大人の反抗期扱いした結果どうなったかなどをお話します。
反抗期がなかった夫とモラハラの関係
この話は我が家に限って言えばの話…と言いたい所ですが、なななんと!私の父も、そして私の前夫も「反抗期がなかったモラハラ旦那」なんです。(モラハラ2回目かよっていうのはちょっと置いといて)
一見、反抗期がなかった事って素晴らしい事のようですよね。
義母も以前は「うちの息子は反抗期がなくて本当に楽だったし、周りからも羨ましがられた」なんて誇らしく語っていましたし、夫に限っては「育ててくれた親に対して反抗期なんて親不孝」ぐらいに言うような人でしたしw
でも、反抗期ってそんなに悪いモノ〜?!
親にとって扱いやすい子=いい子とは限らなくない?!
いやそれにさ、反抗期=非行じゃないし、静かな反抗期だってあるわけ。
「反抗期を迎える必要がなかった」のか、それとも「反抗期を迎えられなかった」のか、この違いがすごく重要なんだと思うんです。
反抗期を迎える必要がなかった人はモラハラ化しにくそう
反抗期を迎える必要がなかった人というのは、私の友人にもいて、親に対して日々の不満ぐらいは感じても、反抗期と言えるほどのものではなかったそう。
その友人の話を聞く限りでは、親御さんがその時との時で言う事を変えるような事も、きょうだいと差をつける事も、ご両親の夫婦仲が悪い事もないみたいだったし、
私もお会いしたことがあるんですけど、お父様もお母様もとても温和で、小さな頃にご両親に対し理不尽さを感じることもなかったみたい。
お父様は大きな会社を経営されていて、とても常識的なお父様にいろんな事を教えてもらったり助言をしてもらったそう。
なるほど、こういう環境なら子どもが不満を感じることも少なく、結果、反抗期を迎える必要がなかったのも納得してしまうなって思ったのを覚えています。
反抗期を迎えられなかった人がモラハラ化するのかも
いっぽう、どういう事情かは別にして、反抗期を迎えられなかった人はモラハラ化しやすいんじゃないかと思うんですよね。
だって、反抗期って盛大な「自分探し」みたいなもんですからね。
そこを何らかの理由で抑えつけられた場合、どこかにずっと歪みを持ち続けて大人になるってことでしょう?
ボクは出来るんだッ!!ってボクはオマエラとは違うんだッ!!って親や先生に対して否定的になるうちに、だんだん己を知るわけですよ。
反抗期を迎えられなかったパターンて、”迎えられなかった”のに本人も親もなんかイイことだとナチュラルに勘違いしているケースが多いけど、
突き詰めていくと親が不仲でいつも顔色伺わなくちゃならなかったとか、親の前でいい子で常にいなくてはならなかったとかで反抗期を迎えられなかったパターンだったりね…
うちの父は、病気がちの弟ばかり可愛がられ愛情が欲しくていつも親の前でいい子でい続けたタイプだし、前夫は兄が優秀すぎていつも比較されてコンプレックスを持ちながら親の前でいつもいい子でいようとしたタイプだったし…
まぁそりゃ歪むわよねって感じ!
反抗期のなかったモラハラ夫が丸で反抗期の男子みたい!共通点多すぎ
まぁどんな事情があるにせよ、パートナーに対してモラハラを働くのはダメなこと。
自分の夫がモラハラだと知ってしまったばかりの頃は、ショックやら失望やら悲しみやらで、夫を変えようと思ったし真剣に向き合いました。
でも、そこを通り越すと「何で私がこんな目に合わなくちゃなんないの??」という気持ちになって行って、
いやいやいやいや、いい年した大人がさぁ!!何でもかんでも妻のせいにして文句つけて否定して、バッカじゃないの?!
そう思うように。
でもこの時私は、真剣に向き合い足並みを揃えるのが夫婦の正しい姿だと思っていたし、結婚した相手がモラハラだったなんて誰にも話せなかったし、逃げ場がなく苦しかったんです。
夫のモラハラを見た母が一言!
ところがある日、夫の態度を見てしまった母が「夫君、反抗期の子どもみたいねぇ〜うふふふふ」と笑ったんですよw
うちの母はかなり天然で、その後もモラハラ発言を繰り広げる夫に対して天然砲で答え、知らず識らずにぐうの音も出せない状況に追いやってしまう人なんですが(母が夫に放った天然発言はコチラ)、
夫のことを「反抗期かしらね〜。◯◯(私)のこと、お母さんだと思ってるのかしら〜」と。
・・・・!!
そうだ!
これ、まるっきり子どもの反抗期じゃ〜〜ん!!
これに気付いてからというもの、私の中の「パートナーがモラハラだった」というショックや悲しみが薄れ、
「私がとうの昔に済ませた反抗期を、いまさら迎えている人」みたいな見方になったのです。
今まで怖いと感じていた相手が、途端に子どもに思えて…
私がとうの昔に済ませた反抗期を、いまさら迎えている人。
そういう見方になってしまうと、今まである意味「怖い」と感じていたモラハラ夫が全く怖くなくなってしまったんですよね。
それが私がモラハラ夫の洗脳から目が冷めたきっかけ。
だって、私が10代で乗り越えたような心の成長を大人になっていまさら迎えて人に八つ当たりするってww
どう考えてもちっちゃな男じゃんwwwww
出された食事に文句を言う。
立場の弱い人に高圧的になる。
何でもかんでも批判したがる。
自分を大きく語る。
できもしない事をさもできるかのように言う。
これ全部、本当なら身の程をまだ知らない若いうちに終わらせておくべきことじゃない?
でもモラハラ夫は、何らかの理由で(知ったこっちゃない)、妻に対して反抗期を迎えているわけ!
だっさ…w
自分の感情がコントロールできるようになるのが「大人」
若いうちにデカい口叩いて、そのうち社会で身の程を知り、人として成長をした時に己の未熟さに気付く事ってありますよね。
昔の自分を思い出して「うわぁぁあああ!!」と心の中で叫びたくなる事、1つや2つ、ありますよね。
でもモラハラ夫って、その体験がないまま今も生きているのよ。
それに、大人は自分の言動や行動に責任を持つでしょ。
自分を棚に上げて人のせいにばかりしているのは子どもそのもの。
そして自分の感情をうまくコントロールできるのが「大人」なんです。
自分の機嫌ぐらい自分で取る事ができるはずなんですよ。
そんなことすらできない子どもみたいな心の持ち主に、私は無価値だと思い込まされそうになっていたなんて笑止千万!
反抗期がなかった旦那を大人の反抗期扱いした結果
というわけで、モラハラ夫の洗脳からすっかり目が冷めた私は、子どもの頃に反抗期がなく大人の反抗期を迎えたモラ夫を、反抗期の子ども扱いすることにしました。
っていうかもう、本当に反抗期の子どもにしか思えなくなっていて…
反抗期扱いなんてしたら、どれだけキレられるかわからない、ますますモラハラがひどくなるのでは…なんて思われるかも知れないんですけど、もしもっと酷くなるのならその時はもう別々の道を考えるしかない。
私は夫の機嫌と顔色を伺いながらこのまま一生を過ごすなんて絶対にムリ。
そう思い、開き直ることにしたんです。
旦那は反抗期だから、いつか収まるでしょと
今までは夫がモラハラ発言をすれば、私は必死になって真意を問いただし理解し合おうとしました。
その時の夫はますます、私を時に静かに、時に笑顔で責めました。
私は開き直ってから、夫がモラハラ発言をしてきた時や突っかかってきた時に「はいはい」と流し、夫が機嫌を損ねて無言の圧をかけてきても「またやってる」ぐらいに思うように。
だって反抗期ですからね。
あれこれ言うより「そのうち収まるでしょ」とほっとくぐらいしかできないし…
夫が機嫌を損ねてもほっておく事に慣れてくると今度は、「反抗期の中学生みたいね」って微笑む事すらできるようになりました。
反抗期扱いされた時の夫の顔は今でも覚えてますねw
夫に寄り添ってもらいたいと思わなくなった
反抗期扱いをしていると、自分の中で夫への感情の変化もありました。
夫に、夫婦として同じ立ち位置で自分に寄り添ってもらいたいと思わなくなったんです。
こう書くと丸で、私がもう夫と愛情で繋がった夫婦でいる事を望まなくなったように感じる方もいるかと思いますがそうではなくて、
夫婦の形なんてたくさんあっていいのだから、夫婦手とり足取り歩んでいく人生でなくても幸せだと思える生き方をしようと考えました。
夫が不機嫌なのは私のせいではなく、ちっぽけな夫自身の問題。
そんな事に振り回されるのはごめんですw
人がいる時にモラっぽくなったら今では「チャンス!」
今までは母や義母がいる時に夫がモラっぽくなったら、本当に惨めで悔しい思いをしていたんです。
でも今ではもう「人前でどんどんモラ出してって」ぐらいに思っています。
義母や母の前で積極的に「夫君はいま反抗期ですから~お気になさらず~うふふ」っていう感じで夫を反抗期男子扱いしました。
「今日もブスっとしてますけど、反抗期ですからいつもこうなんです~うふふ~」みたいな感じのスタンスですかねw
義母や母がいる時は、モラハラ夫は超いい顔をしますから、最悪ガチギレされる可能性は低いんですよね。
恥をかかされた!と怒り狂うかと思ったら
義母や母がいなくなった後、「恥をかかされた!」と激怒するかと思いきやそうではなく、なんとなく「しゅん…」としていたんです。
モラ夫もまさか自分が中学生扱いされると思ってなくて、ぐうの音も出ないという感じでしょうか。
これは行けるかも知れないと思った私は、それ以降夫がモラハラ発言をするたびに「そんな反抗期の中学生みたいな事言わないで~」みたいな態度を取るようにしたんです。
モラハラ夫が最も苦手とするのは、自分の言葉に動じない相手です。
たいして知恵を使わずにパワーだけで相手を支配下に置く事しかしてこなかったモラハラ男は、頭を働かせる事はできないのです。
とにかく真剣に取り合わない真に受けない動じない、これをされるとモラハラ夫はもうどうしようもできないんですね。驚きました。
まぁ確かに、私自身の反抗期も、母にスルーされればそれ以上何もどうしようもありませんでしたからね…w
そして今では…
私が夫を反抗期扱いしてから数年、夫のモラハラは反抗期扱いされたくないあまり少しずつ弱体化していき、夫が懲戒解雇されるという出来事(どういうこっちゃ)がダメ押しとなり、今ではすっかり反抗期を抜けて普通の夫になりました。
今では夫は、子どもの頃に反抗期がなかったことを誇らしげに話すこともないし、今まではどこか反抗期があったのことを親不孝扱いしている節がありましたけど、そういう事もなくなりました。
もしもまだ私が、夫の顔色をうかがい、夫が気分を損ねたのが自分のせいだと思い込んでいたら…
今とは違う夫婦関係だったと思います。
あくまでも結果論ですけどね。
反抗期のなかった夫はモラハラになりやすい説、うちのモラ夫もまさに当てはまる〜!さいごに
反抗期の子ども扱いは、まだ常識人でいたいモラ夫にはかなり効果的だと思います。
ただ諸刃の剣でもあるので、ご注意を!
どちらにしても言える事は、モラハラ夫は反抗期の中学生。
貴女が恐れるに値するような存在ではありませんよ。