一般的に「天使の4歳」なんて言われていますが、我が家の場合それは嘘でした!天使どころか悪魔の4歳…全然天使じゃない〜!今振り返っても子育てで一番しんどかったのは四歳頃だったという記憶があります。
いやマジで誰?
「天使の4歳児」とか言い出したの誰w
4歳、いちばん大変だったけど〜〜〜!!
うちの息子はもう9歳なんで、4歳はだいぶ前になるんですけど、なぜ今このタイミングでこの記事を書いているかというと、
4歳ぐらいになったら楽になると思っていたのに、全く楽にならないどころかむしろものすごくしんどい…
と苦しむママをかなり多く見かけるからなんです。
もしも私自身があらかじめ「4歳ってけっこう大変な事もあるよ」と知っていたら、少しは覚悟ができたのかなと思うし、少なくとも4歳が大変だった時の絶望感はなかっただろうなと思って。
でもお子さんそれぞれ違いが大きい問題なので必ずしも当てはまるとは限らないし、中には「せっかくおさまると思ってたのに…」と感じる方もいるかもしれません。その辺ご了承のうえ、読み進めてくださいね。
天使の4歳どころか悪魔の4歳じゃん…!
あくまでも「我が家の場合」ですけども。
すぐに死んでしまいそうな新生児期から、動き回って片時も目が離せない1歳、イヤイヤ期の2歳ときて魔の3歳児ときたよ。
で、天使の4歳児時代が待ってるはずだった。
でも違った。
なぜ私が「4歳児は天使」と思い込んでいたかというと、多くの子育て情報雑誌やサイトにそう書かれていたからなんです。
でもうちは違いました。
口が達者になり、親のあら捜しをするような反抗を
イヤイヤ期はなんでもかんでもイヤというだけなので、はっきり言ってまだコントロールのしようがあった気がするんですね。
どうせイヤしか言わないから、「はいはい」と対応するしかないし、イヤイヤ期は危なくない限りはほっといてもどうにかなった。
でも4歳になると、こっちのあら捜しをするかのごとく反抗してくるんです。
それこそ、
- 靴下の色はこれじゃない。
- 長袖は着たくない。
- 美味しくないから食べたくない。
- 右に行くよと言えば左がいいという。
- ママが行けばパパが良かった。
- パパが行けばママが良かった。
ぐちぐちぐちぐち、すべてにおいて反抗してきましたね…
なんなら、晴れていれば「何で雨じゃないの雨がいい」レベルで文句を言ってきたし、私が呼吸していることすら反抗するんじゃないかってレベル。ベスト!オブ!理不尽!
入園時期と重なり、家じゅうに地雷が落ちてる状態
息子の場合は春生まれなので、ちょうど入園時期と重なって、環境の変化が犯行をさらに加速させました。
息子の場合は幼稚園に行くのを嫌がることがなかったのと、幼稚園を楽しんでいたのでそれだけが救いだったけども。
帰宅してからずーっとすべての事にぐちぐち反抗して、家じゅうに地雷が落ちている状態。
地雷を踏んでしまった時のやっちまった感、今でもゾッとしますね…
ただこれに関していうと、その後も進級のたびに1ヶ月ぐらい荒れ果てるのが恒例なので、子どもなりに新しい環境へ馴染む事に必死で、ストレスが大なり小なりあるんだなと、今ではそう思えます。
天使の4歳、思ったより天使じゃない理由
天使の4歳が思ったより天使じゃないのにはちゃんとした根拠があるんですよね。
その辺説明していきますね。
実は第一次反抗期は3歳頃が定説
ちょっとこれを見てください。
3才までに不安・恐怖・病気等に対してお母さんが支え慰めるという心の発達の安全地帯を形成できれば、子どもは1人で活動できるようになり、集団生活(心の中に母を抱えることになり)を始めることができます。
引用元:兵庫県小児科医会
子どもは順を追って成長してゆくが、途中で独立しては不安になり母親にしがみついて不安を解消し、これを繰り返すことにより3才に第一次の親離れ・反抗期が訪れます。
その時期は絶対に動かないというものではないが、3歳前後に現れるのが第一次反抗期で~ある。
参考:細部国明 「幼児期以後の発達」
どう!
小児科医会のサイトや論文には、第一次反抗期は3歳頃とちゃんと書いてあるんですね。
イヤイヤ期と反抗期の境目って明確にはないし分かりにくいのでいっしょくたにしてしまいがちだけど、でもイヤイヤ期=第一次反抗期ではないんです。(イヤイヤ期は第一次反抗期の中のごく一部と見る説もあります。)
第一次反抗期は3歳ころにやってきます。
つまり4歳頃ってまだ反抗期抜けてない可能性が高いということですね。
反抗期真っ最中に幼稚園生活で頑張ってる反動でやさぐれて、今まで気付かなかった色んな事に気付くようになり、お口も達者になり…そして悪魔となる…と考えると妙に納得しませんか?
イヤイヤ期=第一次反抗期ではない
イヤイヤ期って2歳ごろの「イヤイヤ」ばっかり言う時期をさしますよね。
早ければ1歳半頃から始まって、なんでもかんでもイヤイヤイヤイヤって言う。
子どもも聞き分けがつく年齢じゃないから本当に大変だし、なすことなすことイヤイヤされてうんざりしますよね。
イヤイヤ期=第一次反抗期と思っていると、イヤイヤ期の終わり=反抗期の終わりみたいに感じると思うんですけど違います。
もちろん、イヤイヤ期だけで済むお子さんもいると思うんですよ?
でもうちの場合はイヤイヤ期の後にしっかりと第一次反抗期が来ました。
4歳頃の反抗期を私はこうして乗り越えました
今思い出しても…というか大変だったから半分記憶飛んでるんですけど、それほど大変だった4歳ですが、
私はこうやって乗り越えました。
「まだ産まれてたった4年」と思う事にした
めっちゃ生意気な反抗をしてきても、まだ産まれてたった4年しか経っていないんだよなぁと思う事にしたんですね。
いやそんなの当たり前じゃん4歳なんだから、って思うかもしれないけど、じゃぁ自分はどれだけ素晴らしい人間なのかって話なんですよ…
たった4年よ?!
私なんて人生の折り返し地点をとうに過ぎているのにもう全ッ然ダメ。
私でさえつい最近まで感情のコントロールをできなかったのだから、と思う事にした
私なんて39歳ぐらいまでヒステリックにキーキー言ってるどうしようもない人間だったし、
私だって感情のコントロールが難しいっていうのにさ、私の10分のイチしか人生経験がない息子が感情のコントロールできるわけがない!そういうこと!
今息子は親にいちいちいちいち反抗をして、自分の感情をコントロールする練習をしているのかも知れない。
将来さ、社会に出て私のように他人にこれをやるよりはマシ、と思う事にしたんです。
クズ人生も割と役に立つな…
5歳は天使!やっと天使〜!!
年齢によって大変さは違いがあれど、「昔は大変だったな(つまり今は楽になったな)」と思えたのは5歳ころ。
幼稚園で年中さんになって、聞き分けもつくようになり、話もちゃんと通じるようになった5歳ころから、大変さが減っていったように思います。
うちの場合は年中でチック症が始まってしまったので、別の意味で大変だったんですけどねw
でも5歳ころは「夫にお願いするより息子本人に言った方が早い」って事も増えてきたし、逆に一緒にいた方が心強さを感じる事も少しずつ増えて行きました。
そうそう、5歳ぐらいから子どもと2人で外食する機会も増えましたね。
ねぇ…子どもと2人で外食するなんて、4歳の時は想像もつかなくない?!それが、あと1年もすればできるようになるの!!
天使の4歳は嘘でしょ!イヤイヤ期より大変な悪魔の4歳は”第一次反抗期”、さいごに
今、当時の私に伝えたい事は、天使の4歳児とかそういう情報をうのみにせず、「2歳から4歳ぐらいって反抗期なんでしょ?」ぐらいの気持ちでいた方が楽だよって事ですね。
人間、期待が外れた時ほど衝撃も大きいですから。
最初からそのつもりでいれば傷も浅く済むし、何よりいざ反抗されても受け入れやすい気がする…
難しいけど、そう思ってやり過ごすしかないのかなって思います。